前立腺肥大というのは、加齢に伴い前立腺内腺が過剰に形成され種々の障害が現れるものです。 この前立腺肥大は、肥大した前立腺が尿道を圧迫し、頻尿・排尿障害・残尿・閉尿と進行します。
前立腺肥大は、高齢男性の80〜90%にみられ、発生には男性ホルモンが関与していると考えられています。 なお、治療には手術的治療が有効で、予後は良好です。
咀嚼というのは、食物を摂取してから嚥下するまでの生理的過程のことをいいます。具体的には、上下顎や舌の運動によって、次のような一連の過程をなします。 ■食物を粉砕する。 ■唾液と混ぜる。 ■一定の塊にして飲み込む。 なお、これらの過程に関与する三叉神経系や舌下神経などの神経系、あるいは咀嚼筋などの筋肉のいずれかに障害があると、咀嚼機能が障害されます。